Seymour Papert
シーモア・パパート (1928 - 2016)
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/b6/Papert.jpg
CC-BY-SA photo by ak_mardini
シーモア・パパートは、南アフリカ出身のアメリカの数学者、計算機科学者、発達心理学者。南アフリカのプレトリアで生まれ、アメリカに移住した。マサチューセッツ工科大学に勤務する。マーヴィン・ミンスキーとともに、単純パーセプトロンは線形分離できないパターンを識別できないことを指摘した。心理学者のJean Piagetと交流があり、プログラミング言語のLOGOを開発した。2016年7月31日、メイン州の自宅で死去。88歳没。 ジャン・ピアジェの構成主義の研究をもとにした、構築主義という独創的な学習法の考案者。学校がこれらの教育理論をどのように運用していくか、ということを再考した。また、新しい技術が、一般的な学習や、特に教育機関としての学校に与える影響を研究した。 ピアジェの成果を利用して、プログラミング言語LOGOを開発した。LOGOを作った目的は、子どもが問題をよりよく考えたり解いたりできるツールを作ることであった。子どもが問題の解けるよう、「LOGOタートル」という小型ロボットが作られた(これはLOGOプログラミング言語上で再現された)。
著名な人工知能研究者Marvin Minskyから、「生きている内で最も偉大な数学教育者」と呼ばれた(レゴ・マインドストームのカバーより)。 邦訳されている著作
マーヴィン・ミンスキー共著『パーセプトロン パターン認識理論への道』、斎藤正男訳、東京大学出版会、 1971
『マインドストーム—子供、コンピューター、そして強力なアイデア』、奥村貴世子訳、未來社、1995、ISBN 4-624-40043-7
マーヴィン・ミンスキー共著『パーセプトロン 改訂版』中野馨、阪口豊訳、パーソナルメディア、1993、ISBN 4893621106
関連